安楽死?犬と猫の殺処分の方法が残酷すぎる
殺処分の方法は?原因や数を減らす方法について
日本では、毎日数十頭の犬や猫が殺処分されています。皆さんはこの事実をご存じでしょうか?様々な原因がありこのような現状に至っているのでしょうが、人の命も動物の命も同じです。あなたの子どもが殺処分されるとしたら、どんな気持ちになるでしょうか。ここでは、殺処分の現状と、処分数を減らすために何をするべきか筆者なりに纏めてみました。
※収集した情報に誤認がある場合はコメントでご指摘頂けると幸いです。
猫の殺処分の現状

皆さんは猫がどのように殺処分されるか知っていますか?
何匹の猫が殺処分されたのか
環境省の発表した猫の殺処分数は、2021年で19,705匹でした。約2万匹、毎日50匹以上の猫が処分されている計算になります。
あまりに悲惨ですよね。。。
ちなみに30年前は122万匹だそうです。驚きですよね。。。
しかし30年間の行政やボランティア、保護団体の努力によって100分の1まで減っています。0匹は現実的に厳しいと思いますが、限りなく0になることを目指して筆者も保護活動に参加していきます。
どうやって殺処分されるのか
続いて、殺処分の方法について説明します。
安楽死じゃないの?
皆さんは殺処分と聞くと、安楽死を想像しませんか?筆者も最初はそう思っていました。
注射による安楽死をさせてあげることも実際に可能だそうです。しかし、コスト面から全数の安楽死は厳しく、現実はそう甘くないようです。
実際は『炭酸ガス』を用いた窒息死
いくつかのゲージに猫を収容し、密室の中で『炭酸ガス(CO2)』を注入し窒息死させるのが現状です。
皆さんも水の中で息ができずに苦しんだ経験ありませんか?同じ感覚かは体験しないとわかりませんが、徐々に酸素がなくなり酸欠状態となります。
一瞬で息絶えることはできず、もがき苦しんで息を引き取るそうです。
その際に収容される部屋には『ドリームボックス』というなんとも夢のような浮ついた通称名がついているそうです。
処分される猫だけでなく、炭酸ガス注入のボタンを押す方、処分作業を行う方、相当精神的につらいお仕事だと思います。
youtubeでも検索すれば動画がでてくるので、気になる方は見てみてください。かなりショッキングな映像ですので自己責任でお願いします。
殺処分されるまで猫が増える理由と対策

殺処分の残酷さは、理解できたかと思います。
では、なぜ年間何万匹もの猫が毎年殺処分されるのでしょうか。
様々な理由があると思いますが、人間の身勝手な都合による原因がほとんどだと思われるので例を5つあげてみます。
1.去勢・避妊手術をしないがための多頭飼育崩壊
猫の繁殖期は年に3~4回訪れます。一匹のメス猫が年3回子どもを産み続けると、年間に72匹もの猫が増えてしまいます。
(1回に6匹、半数がメスの場合)
無責任に猫を保護し、医療費が高いがために手術をしない結果、猫が増え、さらにお金がたりなく取返しがつかない状態となり保健所等に引き取ってもらわざるを得なくなります。
必ず、去勢・避妊手術を行いましょう。
2.野良猫への餌やり
野良猫は本来、自力で狩りを行い野生の環境で生き、そして息絶えるものです。しかし中には野良猫問題もしらず可愛いからと餌を与える人も多く、通常以上に繁殖に拍車がかかってしまいます。
野良猫が増える=保護猫の増加=殺処分数の増加です。
無責任な野良猫への餌やりはしないでください。
※地域猫活動によりTNR済みの猫はこれに限りません。
3.老猫になり飼育が大変
猫の寿命は平均で20年程と言われていますが、高齢なほど病気やケガを起こしやすく、介護や通院が必要になります。また、飼い主自信が高齢になり身体的に育てるのが難しくなるケースもあります。
飼うときは必ず終生飼育を守り、自信に何かあったときの後見人も考えておきましょう。
4.引っ越しにより飼えなくなった
猫が好きで猫を飼い始める人も多いと思いますが、中には転勤や転職で引っ越しせざるを得ない人もいるでしょう。そんな時、希望するエリアにペット可の住宅が無い場合どうしますか?
引っ越しが想定される場合はペット可を物件の必須条件に
5.なんとなく流行りに乗って飼ってみた
コロナや某youtubeの影響で、猫を飼いたいと思う方は増えたと思います。真剣に猫に向き合い一生面倒を見るのであれば何も問題ありませんが、中には『飽きた』『可愛くなくなった』など無責任な理由で手放す人もいると聞きます。その後もし里親が見つからなければどうなるか。。。
ペットを飼うことの責任の重さを理解しましょう
最後に

猫の殺処分数は年々減少してきていますが、今もなお毎日50匹以上の猫が処分されているのが現状です。
これが人間だったらどう思いますか?あなた自身、あなたのお子さんだったらどう思いますか?
私を始め、皆さんにもできることはあるばずです。
保護猫問題以外にも、いろいろと大変な時代ではありますが、尊い命が毎日葬られている事実をどうか頭の片隅に置いておいてください。
私は今後も情報発信、保護活動を続けて行きます。